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担保不動産の任意売却の基礎知識と処理法

任意売却 不動産取引

担保不動産の任意売却の基礎知識と処理法

著者 立川 正雄(弁護士)
定価 25,000円(税込み)

コロナ融資の返済が始まったり、返済猶予期間が終了する等で、滞納が始まったため、担保不動産の任意売却で整理が必要な所有者が増えてきました。
銀行の借り入れがオーバーローン(借入残高が担保不動産の価格を上回る)の場合でも、任意売却が可能です。
このセミナーでは、売却の包括的な基礎知識とやり方・トラブル処理法の実践的なスキルまでをカバーします。
参加者は担保不動産のトラブルを解決し、成功裏に任意売却を遂行できるようになります。
受講後は不動産整理のプロとして、一般財団法人 不動産流通支援機構の「任売エージェント準資格付与」があり、会員登録が出来ます。

<セミナーのポイント>
 ◎不動産整理のプロとしてのスキルアップ:任意売却の秘訣
 ◎項目ごとにポイント解説

第1部 担保不動産の任意売却の基礎知識

第1章 任意売却(法的要件と手続き)
 (1)銀行が債権全額を回収できない担保不動産でも、任意売却が可能なのはなぜ?
  (競売手続きのデメリット)
 (2)担保不動産の任意売却のポイントは?

第2章 不動産に設定される担保権の種類と性質
 (1)抵当権と根抵当権はどう違う?
 (2)任意売却で注意すべき点は?
 (3)仮登記担保とは?
 (4)譲渡担保で所有権の登記名義を移した者でも任意売却は可能?

第3章 人的保証と物的保証
 (1)人的保証とは?
 (2)人的保証と物的保証どこが違う?
 (3)担保不動産の任意売却には人的保証の調査も必要なわけは?

第4章 任意売却の情報の集め方
 (1)銀行・紹介は、情報源として価値があるか?
 (2)弁護士から
 (3)税理士・公認会計士から
 (4)不動産仲間から
 (5)競売の公告から

第5章 裁判所による差押登記と任意売却
 (1)裁判所による競売が進行している不動産、いつまで任意売却が可能?

第6章 税金等による差押
  (1)固定資産税・都市計画税の滞納による差押えでは、余り公売が行われない
   理由
 (2)裁判所の差押えと税金の差押えが競合した場合、どちらの手続きで売却される
   ことが多い?
 (3)銀行の抵当権に劣後し、競売になれば配当をもらえない税金の差押えを解除して
   もらえないときは?

第2部 担保不動産の任意売却の実践

第1章 任意売却の注意点

第2章 占有者(借家人)との調整
 (1)買主が空き家なら買うという場合、どのように借家人を説得すればいい?

第3章 担保権者・差押債権者らとの調整
 (1)配当のやり方と売却のための必要経費
 (2)どうやって任意売却に協力させる?

第4章 競売手続きとの調整
 (1)決済時に差押えはどのように解除する?
 (2)競売手続中の任意売却について
 (3)競売資料の3点セットと任意売却

第5章 詐害行為
 (1)担保不動産の任意売却が詐害行為になる場合、ならない場合